丹波は豆どころとして有名です。
ホープファームもその一旦を
担っています。
丹波黒大豆、
丹波大納言小豆
白大豆・・・
農薬、化学肥料を一切使わず
昔ながらの味を今に伝えます。
地元の酪農家の牛糞を使った土づくりに始まり、
農薬・化学肥料を使わずに栽培しています。
収穫も畑で完熟してから収穫し、自然乾燥させています。
丹波に古くから伝わる栽培方法で作られた豆は今では貴重なものとなっています。
解説
※丹波黒大豆とは…丹波に昔から伝わる特大サイズの黒豆。
一般の大豆が百粒重 30グラム程度であるのに比べ、丹波黒大豆は 80~ 90グラムと大粒になります。
世界に類を見ない栽培期間の長さ (植えつけ時期は 6月の中旬。
収穫は 12月初旬より1月にかけてと栽培に半年以上かかる)
もちもちとした食感で、煮ても皮が破れにくい。お正月のおせちには欠かせない素材。
※丹波大納言小豆…大粒で甘みも強く、風味も豊か。現在では収穫高も少なく、高級食材として珍重されています。
ホームファームのある丹波市春日町は丹波大納言小豆発祥の地。丹波春日大納言小豆と呼ばれています。
昔から愛されてきた伝統食材 丹波の豆
ホープファームの豆づくりは
今では数少なくなった昔からの農法で行われています。
堆肥 (※)も丹波産。地元酪農家の牛糞を使用しています。
解説
※ 堆肥とは…わらやもみがらなどをつみ上げ、成熟させてつくる有機物。
土の中で分解されて肥料分となります。微生物の働きが活発になり、土が柔らかくなります。
品質の良い豆を収穫するには
畑で完熟させてから収穫することが大切です。
そうすることで品質の良い
豆が収穫できます。適期 (※)に収穫することで、
甘みがのってくるのです。
解説
※ 収穫時期…黒大豆の場合は12月の終わりごろから。
小豆、大豆の場合は11月中旬ごろから。
特に小豆は花の咲いた順々に完熟していくので、
丹波地方ではサヤが茶色く色づいた順番に手で少しずつもいで収穫していきます。
サヤから出したお豆は自然乾燥します。
乾燥機による急激な乾燥は皮に見えにくい傷が入ります。
また皮と豆との間に空気がはいることで皮がはがれやすくなります。
お日様の力でゆっくりと乾燥するので傷の少ない豆が収穫できます。
解説
※ 雨に濡れないようにハウスで乾燥することもあります。
ただし、乾燥させすぎるとまた皮割れの原因になるので乾燥の進み具合に
注意します。豆を触ったときの感触や音で乾燥の度合いが分かります。
おいしい豆ほど虫に食われる…
農薬を使わずに栽培しているため、
虫食いがつきもの。豆に傷がついていないか、
虫食いはないか。
丁寧に豆を選り分けていきます。こうして煮豆用の良品が作られます。傷がいっただけの豆は
みそなどに加工します。
解説
※ 無数の豆の中から傷物を素早く見つけるには経験やコツが必要な根気のいる仕事です。
冬の丹波の農家は豆より仕事の繁忙期です。
公開日:
最終更新日:2022/05/19